3/30日に東京都美術館に出かけました。
ありまさのお客様である、ジュエリーデザイナーの東山美奈子さんからお花の展示に招待して頂いたのです。
美術館勤務時代の先輩とともに上野へ…
少し暑いくらいの良いお天気
そしてお花見のすごい人、人、人…。
人混みが苦手なので早くも疲れてくる私(笑)。
会場に着くと東山さんが待っていて下さり、沢山のお花を見て回ります。
本当に沢山の作品ですね。
コロナで3年休んでいたそうですが、やっと、また、開催できて何よりです。
ところで私は40代半ばまで
生け花=なんか退屈なもの
と思っていたのですが(すみません)、2018年に東山さんの作品に出会い、結構な衝撃を受けて突然お花が面白くなりました。
その時の作品
2019年も見に行きました。
ありまさを開店した時、大学時代の友人が「緑が丘に高校時代の同級生がいるよ」と紹介してくれたのが彼女で、
ジュエリーの展示をするというのでおそるおそる見学に行くととても素敵で、
そんな彼女のお花なら…と出かけてみたら、私の生け花の概念を覆す楽しさに出会えました。
我ながら「(出不精のくせに)とりあえず出かる」という姿勢は見上げたものです。
生け花は彫刻や建築と同じ立体作品で、また刻刻と変化する生き物をモチーフにしたライブ、演劇、つまり時間芸術でもあります。
その瞬間にしかない美と向っている…
そう思うと、絵画や彫刻とはまた違った緊張感もあります。
東山さんには石州流のお茶をたてて頂いたこともありますが、そこにも潔く活けられたお花がありました。
永遠を志向するジュエリーを創るひとが、生命を、日々を、そして時々を慈しむお花やお茶の世界に学んでいる…不思議な夏得があります。
私達は東山さんという素敵ガイドとともに見学しましたが、ぬかりのない池坊はこんなものも用意しています↓。
著作権的にどうかと思うので開きませんが、私のような初心者にもとても分かりやすいパンフレットです。
一人で行っても、しっかりと愉しめます。
そして東山さんの今年の作品。
可憐でいながら安定感があり、そして影まで美しい!
ありまさの常連さんで29日に見に行った方がいらっしゃいましたが、一輪の花が零れ落ち、それもまた絵になっていたそうです。
桜でごった返す上野は苦手ですが(笑)、また来年も出かけようと思います。