たかが食器、されど食器…
お料理と器は夫婦のようで、助け合えばお味も見た目も魅力が倍増しますが、
喧嘩すると犬も食わなくなる…
よい器というのは、本当にミラクルな力があります。
ありまさで作家ものの器をよく使うようになったのは2021年頃からですが
(緊急事態宣言で営業できなかつた時、二人で器を勉強し、ギャラリーや窯元に行きました)
私が驚いたのは、
心を込めて作られた器は、洗い物をしている人をも幸せにするのです!
うちの店は食洗器がないので、普段から洗い物は大変な作業です。
洗剤で手が荒れるし、冬は水が冷たく、どんぶりなど重いものを片手でいくつも捌いているうちに腱鞘炎のような症状が出ることもあります。
だからいつもはまあまあ憂鬱な仕事なのですが(笑)、
でも、なぜか、丁寧に作られた器は触っていてじわじわと嬉しい。
比較的高価だから割らないように…
という緊張感はありますが、それ以上に手が喜んでいるのが分かります。
触れていることが幸せ。
全然辛くないし、それどころか心がフワッと浮き立つ感じすらあります。
これは…
驚きのセラピー効果!!
私はこれを器セラピーと呼んでいます(そのまんま)。
器を作る作家さんって、本当に凄い。
まさに土の魔術師です。
見て、触って、驚きのセラピー効果をぜひ体験して頂きたいです。
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