出かけられないので店でお話を伺いました

お客様のインタビューを季刊誌「我ら茶柱探検隊」に連載して4年目になります。
私はありまさの女将になる前はライターとしてあちこち取材に行っていましたが、開店してからは店に立つ時間が長く、出かけることが難しくなりました。

出かけられないなら、来て下さる方のお話を聞けばいい!
と気づくまでに数年(笑)。
気付いてからも「どこの媒体に相談しようかしら、店が忙しいから頻繁に〆切があるところだとご迷惑かもしれないし…」とうじうじ悩み、この面倒な条件と折り合いがついたのが「茶柱」でした。

フルカラーなのに無料!! 全国に配布スポットがあります。ありまさでもお分けしています。

連載開始にあたって一つだけ縛りを作りました。
お話を伺うのはありまさのお客様 だけにする。
お話を伺いたい方は沢山いるのですが(私はもともとインタビュー大好きですし)、この連載では普段店に来てお蕎麦を食べてくださる方、ありまさがあったからこそ出会えた方だけにさせて頂きました。
というわけで毎回のゲストは例外なく全員ありまさのお客様です。
新型コロナウィルス感染症が猛威を振るっていたころ(2021~22)はリモートやメールでの取材もしましたが、基本は店内でお話を伺っています。

カウンターで偶然隣あった、何食わぬ顔でお蕎麦をすすっている人と話してみたら、とっても面白かった…。
近くに座っている人達の何気ない会話が聞こえて来て、その内容にハッとした…。
そんなたまたまの出会いの面白さを感じて頂けたら…というのが連載開始時からの変わらぬ願いです。
結果的に…なのですが、「盗み聞きスタイル」というインタビュー記事の新しい形になっているのも注目です(笑)。

インタビューを当ブログに再録するにあたり、後日談を付け加え、ビジュアルもできるだけ増量しました。
紙媒体は制限が多いため泣く泣く省略するトピックや写真が多く、こうして改めて構成できるのはとても嬉しいことです。

最後になりましたが貴重なお話を聞かせてくださったゲストの皆様、
「我ら茶柱探検隊」編集部の森田葉子さん、
「茶柱」と私を繋いでくださったコピーライターの森川敦さん、
そして毎号「茶柱」を手に取って読んで下さる皆様に心よりお礼を申し上げます。

ゲスト一覧
第1回  Yuta Cabezon(版画家)
第2回  ユーカリノ(コント作家)
第3回  園田圭吾(レコーディングエンジニア・選曲家)
第4回  東山美奈子(ジュエリーデザイナー)
第5回  浜本(石井)由理 (東海大学非常勤講師 サンスクリット語)
第6回  有山佐和(ウェデングMC)
第7回  浅香光(クラフトビール醸造家)
第8回  田中岳(岡山大学 副学長)
第9回 <特別番外編>青木和美(女優) ※インタビュアー 森川敦
第10回  河村ひとみ(日本語講師)
第11回 原朋直(ジャズ トランぺッター)
第12回 児玉智子(大学院生・税理士)
続く

※上記は連載の順番ですが、ブログ再録は順不同となります。
※「我ら茶柱探検隊」はネット版もあります。
https://chabashira.wade-japan.com/

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