ある女流作家の罪と罰

日本未公開なのですが、DVDを図書館で借りて衝撃を受けた作品です。
実話に基づいています。

かつてベストセラーを出したこともある伝記作家のリー。
いまは仕事もなくアルコールに溺れ、たまに舞い込む仕事も続かず、家賃も滞納…。
愛する飼い猫の病院代も払えない孤独な女。
ドン底の生活から抜け出すため、大切にしていた大女優からの手紙を売ると、これが意外な高値で売れる。
味をしめた彼女は有名人の手紙を偽造し売り始めたか、それに気づいたコレクターが…

ぜひ一度ご覧ください。
リーを演じるメリッサ・マッカーシー、そしてリチャード・E・グラント(共犯の友人ジャック)が素晴らしいです。

これも「ダメ女もの」に入るのかもしれません。
皮肉なことに、原作のLee Israelは数ある著作に中でも、この告白もので一番有名になりました。
自分をさらけ出すことは恥ずかしいですが、しかしその行為の中には他者の助けになる「何か」が確実にあるのだと思います。


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