冬になる前に大掃除を済ましてしまおう、なぜなら私は寒くなると役に立たなくなるから…
という殊勝な? 心がけではじめた秋の片付け&清掃キャンペーンですが、家中のあちこちをひっくり返しているうちにあっさりと冬が来ました(笑)。
半世紀を生きてやっと己を知り、己を知れば百戦危うからず…と思いましたが、そうでもなかったですね。
来年は10月スタートにしようと思います(^▽^;)。
忘れないようにカレンダーに書きこんで…と。
来年のことを話すと鬼が笑うと言いますが、これは先送りを戒める訓戒なのでしょうか…?
私はそれが具体的なら来年の計画はどんどん立てた方がいいと思うのです。準備や心づもりは早いに越したことはありません(というわけでいつもカレンダーは早めに買っています)。
さて来年は来年として、今年できることは今年のうちに…。
今日は難易度高めの押し入れに取り組みます。
難易度高めと書きましたが、とはいえまあまあの片付け好き(自称)、ぎゅうぎゅうに詰まっているとか何がどこにあるか分からない…という状態ではありません。
ただ…どこに何があるかは明確に把握しているのですが、まったく使わない、しかし捨てるのもどうかと思う、見ようによってはと言うより「どう見ても素敵」…そんなものが押し入れのかなりのスペースを占めているのです。
そう、
それが、
着物。
着物問題は今や日本の多くの家庭の大問題ではないかしら…。
この話になると
「あ~~、うちもうちも」
と盛り上がるのでおばさんの悩みあるあるなんですよね。
自分が買ったものはほとんどなくて(私なんて1つかな?)。
祖母から、母から、おばから…
源流ではちょろちょろだった湧き水が下流で大河になるように、下の世代に行くほど結構な数の着物を持っている人が少なくありません。
いろいろと思うところはありますが、とにかく、まずは、現状確認。
名称の分からない小物がいろいろありますが、細かいことは脇に置き、すべて数えていきます。
全部で
着物20枚
帯 7枚
紐など多数
とりあえずどんな着物や帯があるかを確認し、樟脳も交換しました。
しかし…
結局…
この着物はどうしましょう。
いつかお茶を習いたい(石州流)と思っているので、その時まで保管しようという気持ちはありますが、年齢的に若い人でないと着られない柄など「保管が無駄」なものもあるかもしれませんね…。
若い人向けのものは若い方に差し上げたいから、一度専門家に見てもらった方がいいかも…。
知り合いに着付けの出来る方が何人かいらっしゃるので、来年頭にでも相談してみようと思います。
畳み方や手入れの仕方も、改めて教わった方がいいかもしれません。
自分でさっと着ることが出来たら使用頻度も上がるはずなので着付けも習いたいところですが、今はあまり欲張り過ぎず、少しずつにします。
ちなみにこちらは2018年の日本酒イベントのために着物を着せて頂いた時…
そういえば以前義父の高校時代の友人で、ありまさのお客様でもあるN様のお宅の断捨離を手伝いに行ったことがありました。
亡くなられた奥様のお着物が沢山あるということで…あの時は300枚以上を
売れるもの(古道具屋さんが来て下さいました)、
着付け教室やお茶の先生が使って下さるもの、
奥様の思い出にとっておくもの…
と仕分けて、本当に大仕事でした。
奥様が小柄な方だったので、着付け教室の先生から
「残念だけど今の子はすらっと背が高いから、使えないわ」
と言われたり…着るものは難しいですね。
Nさんはその後施設に入られましたが、奥様の美しい形見を鑑賞しつつ、みんなでわいわいと頑張った楽しい思い出を残して下さいました。
いろいろ思い出していたらホコリのせいかくしゃみが止まらなくなってきました。
広げたお着物をすべて仕舞い、今日はこれにておしまい…。