出不精旅日記 台湾8日目 入れない場所、菜食と般若心経と海辺のカフカ

カメラマン(Mちゃん)と、あちこち痛くて服が濡れた人(夫)とともに、次の眷村(けんそん)、嘉禾新村を見に行きます。
※次の眷村(けんそん)については前回の旅日記をご覧ください。

バスを降りて…

ぐいぐいと案内してくれるMちゃん
手をつなごう!

しばらく歩くと…

着きました!

ところが…

あららら…

仕方ないですね、次回の楽しみとしましょう。
ですが、せっかく来たので隙間から撮影⇩。

きれいにリノベしてあります。ここは長屋風ではないですね
お庭もモダンです

一口に眷村といっても、様子はいろいろなんですね。
詳しくは…また来ます!!

お腹も空いてきました。
気を取り直してランチに行きましょう。
夫は
「打ったところが今になって痛んできたよ。あと服が濡れたままだから寒いなあ。コインランドリーないかなあ」
と言っています。
コインランドリーに気を付けつつ、歩きます。

10分ほどのところに、Mちゃんが調べておいてくれたベジタリアン料理(素食)の店が。
バイキングだそうで、好きなものをとって重さを量る「量り売り」です。
どれも美味しそう(^▽^)

私のプレート。
これらが全部植物由来。
夫はお腹が空いているようで、お代わりしていました。

素食(すうしい・ベジ料理)は美味しい、という話をすると日本では
「とは言っても味気ないんでしょ?」
と言われることが多いのですが、台湾はベジタリアン人口が多いせいか、調理法も味のバリエーションも豊かで、全体のレベルはかなり高いと思います。
お値段も高価ではなく、普通(安くはない)。
出来立てを提供する場合少々お高くなりますが、今回のような作り置きを食べる(温めてくれる場合もあるし、冷えていることもある)場合はより普通。
ベジタリアン向けのお料理は日本だと少々「意識高い系」の香りがしますが、ごく普通の庶民の味として親しまれています。
私のように乳製品もお肉も「味は好きだけれど消化が苦手」(胃腸が弱くてお腹を壊しやすい)タイプは、こういうお料理が本当に嬉しいです。

素食に感動した私はこんな本も購入しました

パクパクと美味しく食べていましたが、ふと壁を見上げると「般若心経」が。
夫がお店の方に
「妻は毎朝般若心経を唱えます」(中国語)
と言うと、
「本当!? 私もよ! いいわよね~般若心経」
仏教徒だから肉食しない方なのかも? と思いましたが、英語は通じないし、一生懸命食べている夫やMちゃんに通訳を頼むのも気が引けて、この件は謎のまま。 
般若心経が広く愛されているお経だということは、改めて分かりました。

かわいいMちゃん(左)と、空の境地にはほど遠いアラフィフ(右)
頭上に般若心経

そこに突然Mちゃんのお友達が!
30代くらいの元気な女性です
「日本人がいるというから来てみたの!」
とにこにこ(^▽^) 。
どうやらMちゃんのSNSを見て、わざわざ来てくれたようです。

全然想定していなかったこともあり、あっけに取られて写真がなくてごめんなさい…。
彼女は海外アーティストを台湾に呼ぶお仕事をされているそうで、
夫とは早速台湾の音楽話で盛り上がっています。
「ビックリね! この人(夫)は台湾人より台湾音楽に詳しいね!!」

彼女は私達に、これからどこに行くの? と聞き、
「蟾蜍山煥民新村」
と答えたら
「これから用事があるけど、蟾蜍山煥民新村なら途中まで一緒に行けるよ!」
用事というのはタイ語の教室で、仕事でタイとやりとりすることが増えたとのこと。
彼女は5ヶ国語くらいは理解できると言っていました。
というわけで、素食レストランを出ます。
美味しかった。お経にも出会えて嬉しかった。
ご馳走様でした!!
日本にも素食が増えるといいなあ。

途中に「海辺のカフカ」というカフェがありました。
Mちゃんは「今は入らないけど、後で入るよ。ここで昨日のOちゃんも合流するから!」
私達は本日最後の眷村を目指して歩き続けます。

若い人に人気というカフェ・海辺のカフカ

(つづく)

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